お店を開業する際には、創業計画書が必要です。融資の審査が通るためには、記載項目や基礎知識、通過しやすい作成方法について知っておいた方がいいでしょう。そこで、創業計画書の詳細や記載方法についてご紹介します。

◆基礎知識！創業計画書とはなにか

創業計画書とは、事業を始める際に融資を申し込むための書類です。融資は、日本政策金融公庫に申し込みをします。数種類の書類を提出しますが、創業計画書は融資の可否について大きな影響がある書類なのです。日本政策金融公庫のウェブサイトからダウンロードして書類を作成します。創業計画書は、お金を返せるという根拠を相手方に伝えるための書類です。今までの実績がないので、融資側もお金を返してもらえるかわかりません。そこで、創業計画書にて業務経験の実績や熱意を伝えるのです。融資を受けられるかは創業計画書の内容が関係していて、融資側が申請者を判断するためには重要な資料でしょう。

◆創業計画書に書くべき項目8つのポイント

創業計画書には8つの項目を書いていきます。8つの項目とは「創業動機」「経営者の略歴」「取り扱う商品やサービス」「取引先関係」「従業員」「借入状況」「必要な資金・調達方法」「事業の見通し」です。この中でも、動機や経営者について・事業の見通しが重要視されています。また、資金の調達がどのぐらいできているのかなども大切です。これらは、事業を始めてから利益を出せるという根拠とお金を返せることの裏付けになるでしょう。記入例に関しては、日本政策金融公庫のウェブサイトにも記載されています。しかし、その通りに書かなくても構いません。面接もあるので、実態に合った内容にしましょう。熱意などを自分自身の言葉で伝える創業計画書がいいのです。

「創業動機」では、創業する理由と事業の特徴を記載します。やる気や熱意が伝わるような内容を心掛けることが大切です。また、数字を利用した内容を取り入れるといいでしょう。例えば、今までの実績数や営業成績は何人中何位であったかなどです。数字を使えば、相手方に理解してもらいやすくなります。内容として「この事業で実現したいこと・事業は誰に役立つか・今までの経験や準備・同業他社との違い」などです。

「経営者の略歴」では「略歴・今までの事業経験・取得資格・知的財産権」を記載します。特に経験年数は重要になるので、和暦にて年月日を詳細に書きましょう。最終学歴や資格取得年月日も大切です。知的財産権も重要視されています。これは、成立済みの著作権や特許権などです。

「取り扱う商品やサービス」は、商品やサービスについて詳細に記載していきます。商品内容を相手方に理解してもらうために、追加資料を使っても構いません。同業他社との違いなどを明確にしましょう。例えば、売上上位になる予定の商品やサービスについて、説明と売上予想を記載します。売上予想には根拠を示すと、理解しやすくなるでしょう。「最も売れる予想の商品やサービス・月の売上件数や量・販売単価や総売上予想」などを詳しく書くといいのです。

「取引先関係」は「販売先・仕入れ先・外注先・人件費支払い」を明確にします。契約書などがあれば、コピーを添付するのもいいでしょう。販売先が企業でない場合は「一般個人」と記載します。その中でも職種や年代などが分かる場合は、詳細に書いてあるといいでしょう。人件費では、給与をいつ締めでいつ支払うか・ボーナスの支払い月を書きます。

「従業員」は、雇い見込みがある場合は人数を書きましょう。事業規模にあった人数が好ましく、決まっていない場合は見込みで構いません。

「借入状況」はプライベートで借入している場合に記載します。例えば、自動車ローンや住宅ローンなどです。借入残高や年間返済額も書きましょう。

「必要な資金・調達方法」は事業で使う金額の全容と調達方法です。工場や店舗を購入する際には、購入費を書きましょう。工事がある場合は「内装・外装・看板設置・ガス設備」など細かく記載していきます。車両やパソコン、特殊機材の購入がある時は必要個数と金額も重要です。資金の調達方法は、「自己資金はあるか・身内や他人から借りるか・その場合の年間返済額や利率」などを書きます。

「事業の見通し」は創業開始時と軌道に乗った時に分けて、損益計画書を作るといいでしょう。今までの実績を参考にしながら計画書を作るので、データの根拠を聞かれた時に示せる書類があると便利です。

◆教えて！通過しやすい創業計画書作成とは

審査に通過しやすい創業計画書を作成するために重要なのが「添付資料の用意」です。審査をする人が理解しやすいように、資金繰りの表や損益計画書などを添付するといいでしょう。また、「日本政策金融公庫の雛形を真似しない」のも重要です。記載方法や内容を参考にするのはいいでしょう。しかし、そのままの内容で記載していると、やる気や熱意が伝わりにくいのです。創業計画書を参考に熱意などを判断するので、自分の言葉で記載してある充実した内容がいいとされています。「客観的に見て指摘する内容が少ない」のも通過しやすい創業計画書です。審査をする人が疑問に思う内容は、面接時に指摘されるでしょう。例えば、事業の規模と従業員の数が合わない場合や、取引先や仕入れ先が曖昧などです。なるべく、提出する前に自分以外の人で確認し、客観的に見て指摘するところがないか判断するといいでしょう。「面接を踏まえ資料内容の説明ができるように確認」も大切です。面接では、事業内容や資金繰りについて詳細に説明をします。資料内容をよく確認して、面接でしっかりと答えられるのも重要視されているのです。

その他にも「見栄え」として手書きではなくパソコンなどで書類を作るといいでしょう。手書きでも構いませんが、審査する人が読めないと不利になるからです。パソコンで作った資料の方が見栄えもよく、字が読みにくいなどの印象も与えません。日本政策金融公庫のページから書式をダウンロードする際に、エクセル版であればそのまま記入できます。PDF版の場合は、上書きができないため印刷して手書きです。よって、エクセル版をダウンロードして直接記入すれば、見栄えのいい書類が作成できるでしょう。また、見栄えの問題で、枠からはみ出して印刷してしまうのも避けます。動機や創業者についてなど項目に分かれて記載していきますが、文字数が多いとはみ出してしまう可能性があります。印刷する時はプレビューで確認してから印刷しましょう。書きたい内容が多い場合は、補足資料で別の資料を追加できます。「詳細は別途参照」などして、添付するといいでしょう。資金と調達方法も重要です。自己資金がどのぐらいあるか、それをどのようにして貯めたのかを面接で聞かれることがあります。必要な資金に対して、自己資金の準備がない場合は事業で成功するかわかりません。融資だけに頼るつもりの人は、審査に通らない可能性があるのです。それよりは、今まで自己資金を貯める能力がある人に融資したいと思うでしょう。自己資金があるのは、今までの実績や知的財産権などがある証拠とされるのです。

◆創業融資を受けて飲食店開業の第一歩を！

飲食店などの開業をするためには、創業融資を受けるといいでしょう。何故なら、融資を受ければ開業資金が増え、事業の可能性を高められるからです。そのためには、審査に通過する創業計画書を作成しなければなりません。融資側は、利息を含めて返せる相手なのか、それを基準に判断するからです。よって、審査に通りやすい創業計画書の書き方を知り、内容を充実させましょう。

創業計画書の書き方に自信がない場合は、創業する際の融資サポートが無料で受けられる税務会計事務所「http://ochi-kaikei.com/」を検討してみるのも一つの手段です。開業する時の基本知識指導や創業計画書の書き方、税理士の紹介などが受けられます。融資サポートを受ければ、創業計画書の審査も通りやすくなるでしょう。

【1段落】https://recipe-book.ubiregi.com/articles/sougyou-keikakusho-kakikata/#1

【2段落】https://recipe-book.ubiregi.com/articles/sougyou-keikakusho-kakikata/#1

【3段落】https://recipe-book.ubiregi.com/articles/sougyou-keikakusho-kakikata/#1

https://start-note.com/manuals/before-starting-business/jfc-financing/18/

創業動機の書き方！ 融資が通る創業計画書のポイントを紹介 ～飲食店編～

【4段落】https://recipe-book.ubiregi.com/articles/sougyou-keikakusho-kakikata/#1